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即時荷重インプラント

大分インプラント情報

即時荷重インプラント

即時荷重インプラントとは

即時荷重インプラントとは、手術によって顎の骨にインプラント体を埋入したその日のうちに、固定式の仮歯を取り付ける方法です。通常インプラントの手術の後は、インプラント体と顎の骨がしっかりと結合するための治癒期間を2~6ヶ月おいてから人工歯を装着します。そのため、従来のインプラント治療では、インプラント体を埋入してから数カ月はしっかりと物を噛むことができませんでした。しかし、仕事などの関係上、すぐに歯がなければ困る方や、治療中でもちゃんと食事をしたいという方は多くいらっしゃいます。

即時荷重インプラントは、インプラント体を埋入して、すぐに仮歯を装着します。ですので、インプラント手術をおこなったその日に、歯を入れることができるため、噛むことが可能な治療法です。

オールオン4

オールオン4とは、即時荷重法に基づいてポルトガルで開発された即時荷重インプラントで、4本のインプラント体を顎の骨に埋入することで、固定式の12本の歯を支えるという治療法のことです。オールオン4はインプラントの埋入本数が少なく、手術も1回で終わり、手術の当日に仮歯も装着できるため、その日のうちに全ての歯を回復させることが可能です。そのため、術後当日から食べ物も噛むことができます。さらに、埋入するインプラント体の本数が少ないのと、手術が1回で済むため、通常のインプラントよりも費用を抑えることができます。しかし、診断と治療計画のための歯科用CTなどの専用の医療機器や、医師や技工士の高い技術力などが必要となるため、どの歯科医院でも受けることができるというわけではありません。

即時荷重インプラントが可能になった理由

通常インプラント治療では、埋入したインプラント体に人工歯を装着するためには、インプラント体と顎の骨がしっかりと結合するために、2ヶ月~6ヶ月程の治癒期間を要した後に、歯型を取って人工歯を作製していました。しかし近年では、インプラント製品の品質の向上や、歯科用CTスキャンや口腔内スキャナーの普及によって、より正確な診断が可能となりました。そのため、口腔内や体の状態に問題がなければ、手術をしたその日のうちに、あらかじめ作製しておいた人工歯を装着することが可能となったのです。

即時荷重インプラントのメリット

食事や会話に支障が出にくい

手術後その日のうちに人工歯を装着できるため、食事も固いものでなければ噛むこともできます。さらに発音などにもほとんど支障がないため、会話も普段通りおこなうことが可能です。

見た目を気にしなくても良い

人前で話す仕事や営業職などは、仕事の都合上、歯がない期間があると困るのですが、手術後その日のうちに人工歯を装着できるため、見た目を気にする必要がありません。

身体的、経済的な負担を抑えることができる

手術や治療回数が少ないため、体の負担も比較的軽く、費用も抑えることができるため、身体的・経済的な負担を抑えることができます。

即時荷重インプラントのデメリット

インプラントの生着が妨げられる場合がある

即時荷重インプラントは、確実に顎の骨がインプラント体との骨結合が得られる前から負荷をかけるため、万が一インプラントが揺れ出してしまうと、インプラント周囲の骨や歯茎が炎症を起こし、吸収してしまうため、骨や歯茎も減ってしまい、インプラントが脱落する危険性があります。

食べ物に制限がある

食事を即日からおこなえるといっても、固い食べ物などは噛むことができません。食べ物については、大分県のかかりつけの歯科医師の元での食事指導を受けていただくことが重要です。その際、骨結合が得られるまでの術後3~4週間は食事制限と注意が必要です。

全ての歯科医院で受けられる治療ではない

即時荷重インプラントは、歯科用CTスキャン等の専門の医療設備が整っている歯科医院でしか受けることができません。さらに医師の高い技術力などが必要となるため、全ての歯科医院で受けられる治療ではないのです。

即時荷重インプラントをおこなえる条件

以下の条件を満たさない場合は、即時荷重インプラントをおこなうことはできません。

  • インプラント体を埋めこむ部分の骨の量が十分であり、骨の質がしっかりしていること
  • インプラント体を顎の骨に埋込した直後の初期固定が良いこと
  • インプラント周囲炎にならないためにも、歯科医院での定期的なメンテナンスを受けることが可能であること
  • インプラント手術後の微小動揺が100μm以下に抑えられること
  • インプラントを埋めこんだ時の力を埋入トルク値といいますが、埋入トルク値が35Ncm以上であること

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